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ミナミの帝王
天王寺 大 (著)
郷 力也 (イラスト) |
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【あらすじ】
父親が建設会社の社長で、少年時代はとても裕福な家庭で育った主人公、萬田銀次郎。
しかし後に極貧生活となり、金貸しの金造を師匠として金融を基礎から学ぶ。大阪ミナミを拠点にウラ金・萬田金融を創設することとなる。
逃げれば地獄まで取り立てに行くという萬田は、周りから鬼といわれ、恐れられる。
金利は十一(十日で一割)の高額なものだが、金に困った奴らが次々に訪れる。
普段はミナミの鬼と言われる萬田だが、人情に厚い性格で、理不尽な問題を抱えた人を金融の知識等で助けたりする面ももっている。
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「トイチ」と聞くと、闇金融を思い浮かべる。
それもそのはず、10日で1割の利子が付くと、聞いたら、誰でも高すぎるだろ!と、普通の感覚なら思うところ、お金が必要な人にとっては、1割の利子は付く借金であっても必要に迫られて借りざるおえないことがあるのだ。そういった、切羽詰まった事情を抱えている人が多いのだ。そんな現実にもある話だからこそ、心動かされるものがある。
本もあるが、ドラマにもなっている話。ドラマに出ている役者さんの根強いファンも多くいらっしゃることだろう。
役ではなく、本当にこんな人が居るのでは?と錯覚してしまう作品に思う。
夏になるとやってくるのが夏休みです。子供たちにとっては待ってました!と、楽しみな毎日が始まります。もちろん私も何度か経験してきたことなんですが、親になって親の立場で経験すると思っていた以上に大変で体力勝負なんだなと感じます。まず、その戦いは朝起こすところから始まります。ラジオ体操です。きちんと間に合うように起きないと意外とすぐに終わってしまうんです。体操に行っている間に朝ご飯の準備。あっ、私は行きませんよ(笑)帰ってきてもすぐに食べない、なんならそのまま遊びに行ってしまう事もあります。仕事をしてみえる親さんにとっては1分1秒でも早くして欲しいのでは?
その後の私の気持ちとしては涼しいうちに宿題をやればいいのにな〜と思います。でもそれは私の考えなだけで、言うと返ってくる言葉は「明日からやる」です。出ましたよ〜私もよく使ってました。明日から・・・それが続くと気づけば夏休み最終日なんです。宿題と言えばお決まりなのがお手伝いですよね。お風呂掃除、茶碗洗い、犬の散歩、洗濯物入れ・・など。親としては夏休み中だけでなく続けてやってほしいと思います。なぜ手伝いという宿題が出るのか。よく「お風呂掃除したら一回10円ね」など普段子供に言っている方もみえるのでは?私もあります。社会に出たら仕事をしてお金をもらう。だけど手伝いとは何か見返りが欲しくてやるのではなく進んでやるという事も教えていきたい。それと同時にお金の使い方大切さもだ。楽してお金は入ってこない。金融会社から借りるという選択もあるがその選択を間違ってしまうと、漫画の世界でよく聞く『トイチ』で金利をとられてしまう・・・なんて事もあるかもしれない。
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